アダチ電機産業が保有する技術は以下のとおりです。

高効率太陽光電池「Oqセル」

高効率太陽光セルOqは、現在宇宙衛星(JAXA)で使用されている太陽光セルと同様に化合物を使用したセルで、既存の化合物太陽電池セルを更に高効率にした製品です。既に開発は終わり、現在(2023年3月)量産に向けてサンプル作りを行っています。

このセルを使ったモジュール(太陽光パネル)の特徴は、単位当たりの発電量が大きなため利用者の電気使用自己完結型となり、2次電池を使用することで外部電源を引く必要がなくなることです。

応用範囲は広く、工場、家庭での使用だけばかりでなく、自動車、ドローン、船など交通・移動手段に取り付ける事で走行距離の延長や、外部充電なしでのEV走行を可能にします。

スマートフォンなどにOqセルを使用すれば、市販されている計算機のように充電の必要のない通信機器を作ることが可能です。災害など緊急事態で、病院、退避施設などの電源を十分に確保することが可能です。

Oqセル太陽光電池は、単なる高効率のみでなく、電気を生み出す吸収波長も近遠赤光から可視光、紫外線領域と幅が広く、雪国でも発電でき、更に朝早くから夕刻まで発電を行うことが可能で既存の太陽光電池の1.5倍以上の稼働時間を持っています。

また、化合物電池のため少なくとも気温環境80℃まで性能が落ちることがありません。製品寿命も既存太陽光電池の倍以上です。

セルの厚みが薄く、ペロブスカイト同様、局面への取り付けが可能です。壁面、窓への取り付けも可能で、集合住宅やハイライズでも使用できます。電柱のようなポールへの設置も可能です。

アダチ電機産業株式会社
アダチ電機産業株式会社

半導体基板研究と開発

高性能で精密な半導体に対応する銅張積層板(Copper Clad Laminate 略称 CCL)の研究開発を行っています。

最先端技術が最も必要としている半導体基板の CCL 開発:
6G や AI、Lot といった高周波に対応する機器が必要とする半導体。これに不可欠なものが、高い信頼と薄さを持った半導体基板です。私たちの開発チームは、高品質で薄いプリプレグ(銅張積層絶縁材料)と 3 ミクロン以下の銅箔を使用した CCL を開発しました。更に既成のCCLよりコストを抑えることが可能です。